2025年、AIは仕事を奪うのか、それとも私たちを変えるのか
2025年も半ばを過ぎました。テック業界ではすでに13万人を超える人が職を失っています。 毎日627人が解雇されている計算です。けれど今回は、単なる不況やコスト削減ではありません。 企業は確実に「AIを中心にした組織」に作り替えています。
「AIの導入で便利になるはずだったのに、自分の仕事が消えていく...」 そんな声があちこちから聞こえています。
消えていく仕事たち
まずIBM。人事部門で8000人を一度に削減しました。代わりに配置されたのは「AskHR」という社内AIチャットボットです。 Cheggという教育テック企業では、学生がChatGPTを使うようになり、サービスを選ばなくなった結果、22%の社員が解雇されました。
「昨日までの当たり前が、今日にはAIに取って代わられる...」
MicrosoftではGitHub Copilotがコードの3割を自動生成するようになり、6000人以上のエンジニアやサポート部門が不要とされました。 Googleはテレビ関連のチームを大幅に削減しながら、BardやGeminiなどのAI開発に投資を集中させています。
消えていったのは、ただの業務ではありません。 人間の役割そのものが「AIによる再編成」に巻き込まれています。
レイオフの波はどこまで広がるのか
シリコンバレーだけで1.1万人が職を失いました。 マイクロソフトの本拠地ワシントン州では2300人以上、テスラのあるテキサス州では1.4万人が削減されています。 インドのバンガロールでは、カスタマーサポートや事務系の仕事が次々と消えています。
「世界のどこにいても、AIは仕事を奪いにくる...」
これまでの景気後退期とは違うのは、企業がむしろ過去最高益を更新しながら人を切っている点です。 Microsoftは売上を前年比13%伸ばし、701億ドルを記録しながら1.5万人を解雇しました。
つまりAIは「不況対策」ではなく「成長戦略」なのです。 この潮流は止まりません。
どんな職が狙われているのか
はっきりと見えてきたのは、以下の職種です。
ソフトウェアエンジニア(特に若手や初級者) 人事や総務などのバックオフィス カスタマーサポート コンテンツ制作(文章や画像) データ分析 中間管理職
「エクセルの数字をまとめる」「マニュアルをつくる」「顧客の定型質問に答える」 こうした役割はAIが一瞬で処理できるようになりました。
そして企業は「管理のための管理」を嫌い、何層にも重なる中間管理職を削減し始めています。
CEOたちの本音
Microsoftのサティア・ナデラはこう言いました。 「AIの波を定義し、すべての顧客が成功するようにする」
Amazonのアンディ・ジャシーはこう伝えました。 「生成AIとエージェントを導入すれば、いまの仕事の一部は不要になる」
彼らは隠していません。 「AIで人を置き換える」とはっきり言っているのです。
私たちに残された道
絶望的に聞こえるかもしれません。 でも、完全に奪われるのは「単純で繰り返しの仕事」です。
戦略的に考える力、複雑な意思決定、人と人をつなぐ力。 そしてAIを使いこなす力。
この部分は、まだAIが苦手とする領域です。 つまり「AIをどう扱うか」が生き残りの分岐点になっています。
結論:選択は私たちにある
AIの投資は加速しており、企業は人件費をAI開発へと移しています。 そしてその流れは戻らない。
だからこそ、いま問われているのは「あなたはAIと共に働くのか、それともAIに取って代わられるのか」という選択です。
「AIが怖い」では終われない。 「AIを道具にして、私自身を強くする」ことが、未来を切り開く唯一の道になっています。